以前書いた暖かさの基準のつづきです。

前回は現在ある基準の暖かさについて服装に例えて書かせていただきました。

ですが同じ場所に同じ断熱性能と間取りの住宅を建てたとしても暖かさに差が出ることが多々あります。

その代表的な原因を書きたいと思います。

 

原因その1 気密が取れていない。(すき間が多い)

大子町で家を建てるなら磯建設

気球は布の中の空気を暖めることにより宙に浮きます。
これが布に穴が空き、暖かい空気がどんどん逃げて行くと布の中の空気が冷たくなり墜落してしまいます。

住宅も同じでいくら断熱性能を良くしても穴が空いていたら(隙間が大きいと)空気が漏れていき暖まりにくくなります。
しかも断熱性能が良く穴が空いている(隙間が大きく気密性能が悪い)と暖かい空気が外に出る分、同じだけ冷たい吸気を取入れるので住宅は寒く感じます。

この穴がどのくらいあるかを調べるのが気密検査で表す単位がC値となります。C値は数値が小さければ小さいほど穴が小さいとなります。

このC値は機械で吸排気を行う第一種換気では余り関係がありませんが、機械を吸排気口の片方に設置する第二種・第三種換気の場合で確認申請書に添付する換気計画通りにするにはC値1以下にしなければなりません。

気密検査を実施してC値1以下を確認してない住宅は換気計画通りに換気されないためにいつまでも汚れた空気が室内に漂う空間になっている可能性と換気設備がただの「デザインの悪くなる飾り」となり数万円から十数万円の換気設備費を無駄にし、かつ、お金を払って外装・内装のデザインを悪くしているという大変残念な結果となる可能性もあります。

 

 

原因その2 夏の日射遮蔽と冬の日射取得が出来ていない。

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太陽からのエネルギーは偉大です。
南面に幅1,820×高さ2,000の掃出しサッシを設置すると太陽からの熱×サッシの大きさ×ガラスの日射熱取得率(LIXILサッシカタログ抜粋)から330W/㎡×3.64㎡×49%=588.5Wとなり、掃出しサッシ1カ所でほぼ電気こたつ1台相当の熱量があります。

言い直すと夏に日射対策をしていない住宅は「窓の台数分のこたつで暖めながら、エアコン等の冷房設備で冷やす」何とも言いがたいことになり、冬の日射取得が適切に出来ていない住宅はせっかくの無料の暖房エネルギーを捨てて電気や灯油・ガス等の有料な暖房エネルギーを買って暖めてる大変もったいないことになります。

また、夏の日射遮蔽と冬の日射取得は地域や建築予定地の周辺環境によって変わってくるためこれも1棟1棟確認しなければなりませんので、全ての土地や地域で同じとはなりません。

この辺に関しては、次回以降の近いうちにシュミレーションを交えて書きたいと思います。