以前書いた暖かさの基準のつづきです。

前回は現在ある基準の暖かさについて服装に例えて書かせていただきました。

ですが同じ場所に同じ断熱性能の住宅を建てたとしても暖かさに差が出ることが多々あります。

その代表的な原因を書きたいと思います。

 

原因その1 気密が取れていない。(すき間が多い)

大子町で家を建てるなら磯建設

気球は布の中の空気を暖めることにより宙に浮きます。
これが布に穴が空き、暖かい空気がどんどん逃げて行くと布の中の空気が冷たくなり墜落してしまいます。

住宅も同じでいくら断熱性能を良くしても穴が空いていたら空気が漏れて暖まりにくくなります。
また暖かい空気が外に出る分、冷たい吸気を同じだけ取入れるので中にいる人は寒く感じます。

ネットで検索すると高気密高断熱を謳っている住宅会社だらけで謳ってない会社を見つける方が困難でなくらいです。
それくらいありふれているので一般の方の認識は「謳っている会社だったらどこでも変わらない」と言う認識だと思います。

ですが、実際は全く違います。

謳っているが気密施工が出来ていない、気密施工をしていない会社が8割から9割です。
気密は建てるときの環境や設備品、施工者の熟練度等によって変わるので毎棟必ず検査しなくてはいけません。

残念なことにほとんどの全国規模の大手ハウスメーカーは職人への費用アップが嫌なのか実験棟でのみ気密検査を行い、それをカタログに載せて全て気密が取れていると言い、ほとんどの中小の工務店や設計事務所工事費を安くする方がお客様の為だからと言い一棟約5から6万円程度の気密検査を毎棟行っておりません。

気密施工を行い、C値1以下(数値が小さいほどすき間が無いため良い)にすることが住んでからの暖かさや暖冷房費の削減に影響するかわからずに…

機械で吸排気を行う第一種換気では余り関係がありませんが、機械を吸排気口の片方に設置する第二種・第三種換気の場合で確認申請書に添付する換気計画通りにするにはC値1以下にしなければなりません。

気密検査を実施してC値1以下を確認してない住宅は換気計画通りに換気されないためにいつまでも汚れた空気が室内に漂う空間になっている可能性と換気設備がただの「デザインの悪くなる飾り」となり数万円から十数万円の換気設備費を無駄にし、かつ、お金を払って外装・内装のデザインを悪くしているという大変残念な結果となる可能性もあります。

 

 

原因その2 夏の日射遮蔽と冬の日射取得が出来ていない。

大子町で家を建てるなら磯建設

太陽からのエネルギーは偉大です。
南面に幅1,820×高さ2,000の掃出しサッシを設置すると太陽からの熱×サッシの大きさ×ガラスの日射熱取得率(LIXILサッシカタログ抜粋)から330W/㎡×3.64㎡×49%=588.5Wとなり、掃出しサッシ1カ所でほぼ電気こたつ1台相当の熱量があります。

言い直すと夏に日射対策をしていない住宅は「窓の台数分のこたつで暖めながら、エアコン等の冷房設備で冷やす」何とも言いがたいことになり、冬の日射取得が適切に出来ていない住宅はせっかくの無料の暖房エネルギーを捨てて電気や灯油・ガス等の有料な暖房エネルギーを買って暖めてる大変もったいないことになります。

また、夏の日射遮蔽と冬の日射取得は地域や建築予定地の周辺環境によって変わってくるためこれも1棟1棟確認しなければなりませんので、全ての土地や地域で同じとはなりません。

この辺に関しては、次回以降の近いうちにシュミレーションを交えて書きたいと思います。